カンパンの求心力と眠れるカンパンについて

カンパンキャンペーンのグッズ試作をしていた夕暮れ。レジンを乾燥させるために、通り沿いにカンパンを出していたら、学校帰りの子どもたちがなになにと集まってきた。あっという間に作業台は子どもに囲まれ、シホとヒロコさんが食べられなくなったカンパンをアクセサリーにして生まれ変わらせるんだという説明をする。女の子は、シホが試作でつくったカチューシャをみて、「かわいい!」と言って自分でもつけてみせたりしてくれる。

女の子だけではなくて、男子も寄ってきた。近所の男の子は、自分の家からおばあさんに聞いて、古いカンパンを持ってきてくれた。見慣れない缶だと思い、賞味期限を見てみると、なんと昭和年代のもの!開けて食べてみると食べられなくはない。ちょっとした感動を覚えて騒いでいると、どうやらもっとストックがあるらしいことを聞いた。きっとあちこちの家庭で賞味期限が切れて持て余したカンパンがあるはずだと実感。食べられなくなったカンパンの活用方法は、役にたつし、賞味期限か切れる前に、美味しく食べて、新しいストックを買うというサイクルを促す必要性を改めて感じたのだった。

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